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ISSUE & MATERIALITY
わが国の課題とマテリアリティ
MATERIALITY 01
空間デザインが
空き家問題を
解決に向かわせる
空き家・所有者不明土地、増大。
中古再生が住まいを再定義し、問題解決へ
2024年4月に更新された「住宅・土地統計調査」によると、2023年の空き家率は13.8%で、中長期の予測を行うと、2043年には空き家率が約25%に達すると見込まれております。これは空き家率が25%になると、例えば100戸のマンションでは25戸が空き家となり、市場価格の大幅な下落が予測されます。

※出所:実績値は総務省「住宅・土地統計調査」、予測値は野村総合研究所より。
さらに日本には所有者不明の土地が増加しており、2020年のデータによると、所有者不明の土地の面積は約410万ヘクタールとされています。これは九州全域の面積に相当します。この問題は、土地所有者の死亡や転居、相続手続きの未完了などが原因で発生しています。

これら空き家・所有者不明の土地は、古くなった家に誰も魅力を感じないことや、そこにわをかけて、解体コストがかかる不動産を「売れる状態」にする手間やコストがとれないことが原因だと思います。
われわれの中古再生は「住まいの再定義」をバリューとし、これらの課題解決にも寄与させるため、とくに「空間デザイン」に力を入れます。古くなった住宅をそこに住まう人の快適さを追求するだけではなく、次に住まう人にも共鳴してもらえるように、空間のデザインを全体的にトンマナにすることや、時間が経っても共鳴される空間を標準で提案します。
不動産買取再販では、自ら当事者としてリスクをとり、物件を購入させていただき、ただキレイにするだけではなく、われわれの琴線にふれるような空間をつくり、循環させます。
住まう人がかわっても、空間デザインされた価値となれば空き家がこれ以上増えずに、場合によっては移民や都心に集中した人口分布を再分布させ、豊富な資源国である日本を再定義することにつなるがるかもしれません。
MATERIALITY 02
リフォームで
もっとサステナビリティ
建設廃棄物×リサイクル
地球温暖化や環境悪化の進行が、
私たちの周囲にも現実的な影響を及ぼしつつある中で、
企業活動や個人の生活でも環境に
配慮した行動が強く求められています。

産業廃棄物の中でも建設廃棄物が70%以上を占めている
リフォームは新しい空間を創り出す一方、大量の建物廃棄物が発生
建物廃棄物とは?
古い壁や床材・キッチン・浴室 etc.
これらの廃棄物は産業廃棄物の中でも建設廃棄物といい、都道府県知事から許可を受けた産業廃棄物処理者に委託して処理する必要があります。また、環境汚染や健康被害、生態系への悪影響などの原因となるため、少量であっても適切に処理することが重要です。
建設廃棄物のリサイクルを推進することで
循環型社会を目指し、地球環境保護に取り組む
われわれはリフォームによって発生する建設廃棄物を、責任を持って処理することはもちろんのこと、廃棄物の発生を抑制することやリサイクルを心掛けております。
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リサイクルの
推進企業と提携建設廃棄物の中で多くを占める木質廃材や石膏ボード廃材のリサイクルを推進する企業と提携
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埋め立て処理の
廃材を選別常は埋め立て処理されてしまう廃材を選別し、特別な中間処理を行う
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廃材を新たな
エネルギーに質廃材はイオマス燃料や再生紙、畜産飼料へ、石膏ボード廃材は再生石膏ボードや再生紙に生まれ変わる
建築資材ロス削減×リユース
建設工事では、多くの建築資材を
使用して工事を行います。
木材や金属、ガラスなどがその一例です。
これらの資材がなければ、
工事を行うことはできません。

建設業界では建築資材ロスが深刻化している
建築資材ロスは環境面でも大きなリスクを伴う
建設工事では、工事納期の厳守が求められます。そのため、万が一のミスによって資材が使えなくなってしまった場合、すぐに代わりの資材を用意する必要があります。資材が届くまでの間、作業はストップし工事納期を守ることが難しくなるため、予め余裕をもって資材を発注し、結果として資材が余って廃棄されてしまうことが理由の一つです。また、余った資材を保管し再利用するには、多額のコストも掛かります。保管や再利用のコストが廃棄コストよりも高いことから、余った資材を捨ててしまう工事業者が多いのも、建築資材ロスの深刻化の一因になります。
建築資材ロスとは?
建築資材が新品のまま使用されずに廃棄されてしまうことを指し、工事業者の発注により現場に用意されたにも関わらず、実際には工事に使われずに余ってしまった木材や床材、壁紙などです。
建築資材のリユースを推進し、廃棄量削減に取り組む
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志を同じくする
企業と提携建築資材のリユースを推進している、同じ志の企業と提携
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捨てられてしまう
建築資材を積極的に使用建設現場で発生した余剰資材や、メーカーで廃番・型落ちして捨てられてしまう建築資材を積極的に使用
MATERIALITY 03
イノベーションが起こる空間
日本は2050年にGDPが現在5位以内から75位まで大幅下落
日本の2050年のGDPが75位になる理由は、急速な人口減少と高齢化、生産性の停滞、国際競争力の低下、政策の課題とさまざまな要因があるが、もっとも大きく差を生んでいるのはアメリカではテック企業とこれにまつわる半導体・データセンター等の躍進が大きく牽引していることから、イノベーションの遅れがもっとも国際競争力を下落させる要因だと思われます。さらに、日本におけるイノベーションが起こらない要因は、リスクを避ける文化と、オプトイン型(コンセンサス型)の組織風土、学校教育は暗記重視で模範解答評価軸、従順なプレイヤーが増えるが主体性が育ちにくいです。

好きな空間からイノベーションが生まれる
イノベーションは今ある常識からの「問い」がスタートしますが、これを創造的(クリエイティブ)に生む場所が必要だと考えます。ホテルやカフェなど、好きな空間にいると、ずっとそこにいたくなる体験はあると思います。最初は高揚感からはじまり、リラックスとリフレッシュが生まれます、そしてそこからクリエイティブが生まれやすくなるとわれわれは仮説します。われわれは堅実にワークする日本人が空間の再定義により、クリエイティブが今まで以上に創出されると期待しております、その上で環境心理学にも考察した空間提案を推奨し、それはわが国の競争力さえも凌駕させるものになると期待します。

イノベーティブに活躍できる職場
カフェが供えられたオフィスやグリーンが多めに彩られたオフィス、あえて内装をせずに素材感をそのまま露わにしたインダストリアルなオフィスなど、さまざまなコンセプトで働く場を設計しております。これらはメッセージ性やわれわれが人のコアを見抜いた提案ができるような琴線を常に意識することで、ユーザービリティを向上させベネフィットの高いメンバーシップの構築を目的とします。


メンバーのライフイベントも大切にできるように「くるみん認定」を取得予定です。
これは、SDGsに基づく活動を実施し、社会的責任を果たす企業に与えられる認証です。具体的な取り組みとして、パパ育休推奨、働き方改革(時差出勤、リモートワーク、時短勤務制度の見直し)、年間休日や特別休暇の見直しがあります。これにより多様な人材が働きやすい環境を目指します。

セールス職 Nさん(20代男性)
例えば、セールス職Nさん(20代男性)は14日間の育休を取得し、十分に産後のフォローができたと言います、さらに今まで抱え込みがちだとタスクをチームで連携する方法を習得できたことや、育児経験を活かした提案力が向上したと。育休取得は夫婦関係の向上にもつながり、心を豊かに保つことでクリエイティブなワークにつながることができると思われます。
MATERIALITY 04
コミュニティで
より活き活きとした社会を
ショールームやオフィス内における空間コンセプト
われわれのオフィスでは、1か所づつコンセプトされたオフィスやショールーム展開をしております、本社ではカフェをそなえたショールームにして「RE」というコンセプトで運営しております。
「RE」には「戻す」や「返す」という意味があり、メールの返信でも利用されることが多いと思います。私たちの想いが地域社会にRE:「恩返し」する気持ちで、少し前にあったコロナ禍でひとのディスタンス(距離)が強いられた社会にRE:ふたたび、ひとのつながりを戻したり、ひとの健康がRE:良くなってもらう場の提供を積極的につくり、住まいもリノベーションすることで住宅そのものがサステナブル(持続性)となり、新築のときのようなワクワクできる空間にRE:よみがえらせることで、資産価値を維持させ、空き家問題に寄与します。
これらのわたしたちの事業と社会貢献をミックスさせた行動を「RE(アールイー)」と定義づけます。

ふたたび、ひとのつながり
ひとのつながりが健康に及ぼす影響は、食事、運動、喫煙よりも重要だとして、イギリスでは「孤独担当大臣」が創設されたように、人とのつながりが、私たちの健康に影響を与えることが明らかになってきております。またマッチングアプリに登録している独身の方の7割の方がコロナの影響で「結婚の意識が高まった」というアンケート調査もあります。
またつながりが地域の活性化、災害や困ったときの相互の助け合いを生み、重要性は地方自治体も活動しておりますが、町内会や自治会の加入は年々減っているのが現状で、私たちがもっと日常の行動のなかで、「つながり」を生むことができれば、人が住まい続けられる地域になると思っております。

「わたしのお気に入りのくらし」
情報コンテンツ
大人の女性のそれぞれのお気に入りのくらしを共有できるコンテンツメディアとしてコラムや動画の発信をしております。女性活躍の時代に仕事のトピックになりがちですが、われわれとしてはご自宅で自分らしく、かろやかに謳歌されている大人の女性を取材し、これを共有します。いろんな楽しみ方を共有することにより、より多くの活き活きとした暮らし方をスケールできればと思います。

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カフェRE Café
リフォームショールームでありながら、ゆったりくつろげるラウンジ空間のあるカフェやモデルルームの空間のなかでもカフェ利用可とし、地域のみなさまが居心地のよい空間でいろんな方とコミュニケーションをとっていただき、楽しいときを過ごしてもらいたいと思っております。またカフェではコーヒー豆の出がらしのカスを消臭剤として再利用しております。
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マルシェ Marche
地域の方々の好きなものを集めたワークショップイベントを無償で一同に集め、定期的にイベントを開催しております。地元のワークショップを応援することで、さらに活性化しモノの価値が「ロジカル」から「エモーショナル」に変わっていき、それを生んでいる方々が増えればディーセントワーク(働きがいのある)が拡がり、活性化していきます。
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ヨガ・マネーセミナー
ヨガは心身に多くの効果をもたらします。体の柔軟性を高め、筋力を強化し、バランス感覚を改善します。呼吸法と瞑想を組み合わせることで、ストレスを軽減し、心の平静を保つのに役立ちます。また、血液循環を促進し、免疫力を向上させる効果もあります。
また身体的な健康以外にも正しい投資や保険の取り扱いなど、プロのファイナンシャルプランナーをゲストに経済的な豊かさに関しても共有しております。
